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基本を制する者

ひといき

”優秀な技術者は、基本に忠実だ”
これまでの人生で出会った優秀な技術者は、皆さんホントに基本に忠実!
という印象が残っています。
例えば会議では、
・決めるべき事や確認すべき事を事前に共有しておく。
・事実と意見を分けて話す。
・あいまい事項は確認の質問をして物事を明確にする。
・言葉の意味や定義を確認する。定義がなければ関係者の間で定義付けをする。
・打合せの最後には次の約束(日時、必要な資料等)を確認する。
などなど
このような”基本”を意識して身に付けていこう(※)といつの間にか思うようになり、今も”基本に忠実”であることに日頃から気をつけています。
(※振り返ってみると誰かに教育されたことはなく、見様見真似や自己学習で身に付けてきた世代)

ということで、ビジネスマンやビジネススキルの基本に関するおススメ本を少し紹介します。

1.おススメ本~問題解決入門
「図解」問題解決入門: 問題の見つけ方と手の打ち方 / 佐藤 允一 (著)
“問題が何かわかれば、半分は解けたも同然である”から始まるこの本。
「思考力」、「コンサル能力」の基本を学ぶことができるおススメの本です。
問題とは目標と現状のギャップ
つまり目標と現状のギャップが大きい程大きな問題、現状に満足していれば問題として扱わないということになります。
誰にとって、何が問題なのか?
その出発点から問いただしていく力を身に付けることができます。

2.おススメ本~コンサル一年目が学ぶこと
図解 コンサル一年目が学ぶこと / 大石 哲之 (著)
社会人一年目からベテランまで普遍的に役立つスキルを!という思いで書かれた本です。
コンサル向けだけでなく「話す技術」、「思考術」、「デスクワーク術」、「ビジネスマインド」の4つのスキルは社会人に役立つものばかりです。
「提案の基本-雲雨傘」、「事実と意見をきちんと分ける」、「仮説思考」、「検証作業としてのリサーチ」のパートは特におススメで日々活用しています。

3.おススメ本~世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?
世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか? / 戸塚隆将 (著)
能力や経験に関係なく、ちょっとしたコツと心がけ次第で真似できることがある。
それは「基本に徹する」ということ。
著者はそう言っています。
そしてこの本の中で、「この基本」を次の4つに大別して示してます。
①人との「つながり」を大切にする
②「自分磨き」を一生継続する
③「日々の成果出し」に強くこだわる
④「世界的な視野」を常に意識する
これら対する具体的な心掛けが示されていて、やってみようと思えるものは取り入れています。
ただ、全ては真似できないので無理のない程度に(笑)。

おわりに
「基本を制する者が世界を制する」というピカソの言葉があります。
ピカソは奇抜で天才的なイメージがあるので意外かもしれませんが、デッサン力のベースがあるからこそ独特なキュビズムという応用ができたようです。
そう聞くと、ピカソの言葉に説得力が増します。
やはり、一流になるためには近道や裏道なんてないんですね。

いきなり突飛な事や奇抜な事に手を出さず、一段ずつ基礎から積み上げていきたい。
50歳にして何か新しいことをするにしてもこの考えで続けていきます。