説得テクニック

コンサルタント

プレゼンや説明など説得する機会はビジネスでは良くあります。
良い資料を作り込んでも説明する人の説得の技術が結果を左右することがあります。
”絶妙な「交渉」の技術”からお気に入りの部分を一部紹介します。
(詳しくは本を手に取って読むことを推奨します。)
「第3章 5つの説得テクニックを覚えよう!」より
5つの説得テクニックは①感情(Emotion)、②論理(Logic)、③威嚇(Threat)、④駆引き(Bargaining)、⑤妥協(Compromise)の5つ。
※は私の個人的な感想、見解です。

①感情のアピール
感情は論理に勝る。感情的要素:信用、名誉、誠意、安心、柔軟性、やる気、人脈など。論理の上に感情を重ねる。「あなたのために」、「住民のために」など。
※最後の一押しの決めゼリフとなりそうですね。

②論理テクニック(1)
論理テクニックは事実、データ、根拠を使って自分の主張が正当であることを裏付けること。+自分の意見を入れる。(~という背景から~した方がよいと思い・・・)
※客観的なデータ、根拠は説得には必要な材料です。公的機関の情報や社会的信用のある方の発言も根拠として使えます。

 論理テクニック(2)
要望案件を切り出し、その理由をたたみかける。先手をとり、自分のペースで自分優位に進める。ただしLogicだけのガチンコ勝負を避け、感情を交える。
※こちらの都合、要望ですね。理由の主語は個人より大きい方が良さそうです。(組織として、会社として、日本人としてとして等)要望は熱意、避けたい場合は困惑を表現。普段感情を表に出さない人の方がより効果が高そうです。

威嚇テクニック
ストレートに威嚇せず、遠回りに感情を交えて威嚇する。(○○さんとは今後もいっしょに仕事がしたい・・・等)露骨に威嚇しない。
※協力を求める相手には使えるテクニックです。威嚇というよりは選択を迫るイメージですね。0か100か。(結果威嚇のようですが・・・そう感じさせないことが大切)

駆引きテクニック
マーカー(折り合いのつく金額や条件)は、自分から出さず、相手に先に出させる。
※こちらの条件を明確に決めておくことが前提です。相手が条件を出したらこちらの条件とのギャップやマッチング度合いを勘案して表情を交えた感情で反応する流れとなりますね。

妥協の判断
最後の手段。①どうしても結論を出したいとき、②他に交渉相手がいないとき、③交渉しつづけることでさらに状況が厳しくなるとき。
※妥協ラインは初めから決めておく必要がありますね。交渉を継続することによる時間の損失を考慮しての判断となりそうです。

もしかしたら日頃の人間関係において無意識に使っているかもしれませんね。
意識して使うことでテクニックとしていつでも引き出せるようになると思います。