時間・空間・人間

まちづくり

時間・空間・人間はものごとを考える切り口に使える3つの観点です。
まちづくりにおいては重要な観点でもあります。
1.時間
時間軸でものを考える。暦は人類最大の発明と高校時代の野球部の監督は言っていました。
1年、1か月、1週間、1日という単位で切り替えができ、いつでも新しい気持ちでスタートできるという意味でしたが、自分が好きなタイミングで基準となる時点を設定することもできます。
1月1日に目標を設定してスタートしたり、誕生日を起点に今年1年の構想を練ったり、試験日までのあと1か月のスケジュールと立てたりと、ゴールを意識した計画を立てられます。

このブログのボトムメニューにあるコンテンツは時間軸を意識して作成したものがあります。
一つの軸を時間、もう一つの軸は取り上げたいテーマとすると、ものごとを二軸で表現できます。

2.空間
空間は広がり。一次元の直線、二次の平面、三次元の空間。数値では直感的に捉え難いことを空間で表現することでイメージを伝えやすくなります。空間を切り口としたコンテンツとして、日本地図をつかったものをXで投稿していますが、今後は空間を切り口としたコンテンツを追加していきたいと考えています。

3.人間
「にんげん」ではなく「じんかん」。人と人の間にあるもの。時間や空間は物理的な捉え方で、自然科学の分野といってもいいですが、人間は言語やコミュニケーション、文化や芸術、哲学や心理といった人文科学的なこと、法や規範、経済や社会といった社会科学的なことが挙げられます。
技術者は時間、空間だけでなく、人間を意識してものごとを考え、構想し、ものづくりに取り組むことを意識したいですね。人と人の間にあるもの。これらをどのようにコンテンツとして生み出していくかは構想中ですが、3つ目のジャンルとして形にしていきたいと考えています。
都市計画のパイオニアで新宿歌舞伎町の生みの親および命名者である石川栄耀氏の言葉に「愛の半径」がありますが、人と人の間の空間的距離と心理的距離を考える重要な切り口です。