技術者の成長と国家資格

人材育成

主な国家資格の平均取得年齢を調べてみました。
受験資格に実務経験を問われる場合、平均取得年齢が高くなると考えられます。
最短でも技術士二次試験は4年、一級土木施工管理技士は3年の実務経験が必要となります。
下記その他の資格の受験資格には学歴要件があるものもありますが、実務経験は不要です。
(登録に実務経験等を要するものあり)
こうやってみると、一級建築士、一級土木施工管理技士、技術士などの土木・建築系資格は働きながら取得するものが多く、企業や業界・社会で技術者の成長をサポートする必要があると考えます。

医者            24~26歳(約95%が新卒)
公認会計士         24.4歳
博士            約27歳
弁護士(司法試験)     28.3歳
一級建築士         30.1歳
不動産鑑定士        33.2歳
弁理士           37.4歳
一級土木施工管理技士    約38歳*【実務経験最短3年】
土地家屋調査士       39.4歳
司法書士          40.7歳
技術士           42.8歳 【実務経験最短4年】
注:無印:令和4年度試験結果より、*:R4年度試験結果より推定
なお技術士は、建設部門を含む科学技術の全領域をカバーし、機械、船舶・海洋、航空・宇宙、電気電子、化学、繊維、金属、資源工学、建設、上下水道、衛生工学、農業、森林、水産、経営工学、情報工学、応用理学、生物工学、環境、原子力・放射線、総合技術監理の全21部門が設けられています。